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ユーザー紹介

奈良自動車工業株式会社

奈良自動車工業株式会社 写真

最先端を目指す

代表取締役 多賀政博 様 / 専務 多賀正貴 様
(奈良県奈良市)

エコ工場化をいち早く推進
出過ぎた杭は打たれない!

 奈良自動車工業が工場を構えるのは、JR奈良駅から徒歩10分の旧市街地です。新車・中古車販売から、車検整備、板金塗装など車に関する全てをトータルサポートしています。平成22年からはレンタカー業にも参入。レンタル料金が10分100円というユニークなシステムです。
 さらに同社の特長としてエコ工場を目指した環境対応の推進です。平成13年には、他社に先駆けて、エンジン内部洗浄などを中心としたエコ整備を始めています。環境先進国のドイツに学ぼうと有志で独自のツアーを組み、自動車メーカー各社の工場を見学し、環境先進都市であるフライブルクも視察しました。
 平成15年には奈良県で初めて電気自動車(EV)の充電設備「電気エコステーション」を設置しています。EVも導入し、納車時のサービスカー、レンタカーなどに活用しています。最新のEVの販売にも力を入れ、着々と販売実績を積み重ねています。
 また、同年からは、環境省の「エコアクション21(環境活動評価プログラム)パイロット事業」にも参画。これは、省資源・省エネルギー活動やエコ整備・エコカー販売による排出ガスの低減、リサイクル活動による省資源化などに取り組むプログラムです。現在も継続し、毎年、CO2排出、電力、化石燃料などの削減量を数値として明記した環境活動レポートを発行して、Webサイトで公開しています。18年には「エコアクション21」の認証を取得し、国交省奈良運輸支局長から「環境保全優良店」の表彰も受けました。
 「奈良自動車工業は、安全・安心の提供、環境への配慮を通じて、お客さま、地域社会から信頼される企業になることが経営理念。その具現化のために、誰も手を付けていないころから、環境対応に取り組み、今や他の追随を許さないレベルになっています。出る杭は打たれるが、出すぎた杭は打たれない。そんな意気込みで、最先端の商売を目指しているのです。」と、代表取締役の多賀政博さんは胸を張ります。

官公庁車の整備で経営は安定
得意の営業で受注先を開拓

 奈良自動車工業の創業は昭和24年。先代の多賀留吉さんは戦闘機の整備や修理に携わり、終戦後は自動車ディーラーのエンジニアを経て独立しました。「県庁や国の出先機関、電電公社(現NTT)の車の整備の仕事を受注できました。顧客が官公庁中心だったおかげで、商売は安定しました。その後の高度経済成長の波にも上手く乗り、会社経営は順調でした。」(政博さん)
 車が好きで、子どものころから親の仕事を継ぐと決めていた政博さんですが、大学卒業後、一度は大阪の大手企業に営業として入社します。しかし、先代からは実家の工場で働くようにと、毎日のように催促があり、1年後に退社。先代とともに、工場を切り盛りする道を歩み始めました。
 ただし、自動車の整備は未経験です。そこで、1年とはいえ従事した営業の経験を活かし、自分の名刺を持って、まずは仕事の受注活動に専念することにしました。「外回りは自分が一手に引き受けました。営業トークには自信があり、仕事は次々と取れましたね。小さいころから話すことが大好きで、口から生まれたようだとも、将来は商売人になるとも言われていたから、これは天性のものでしょう。」と、政博さんは当時を振り返ります。顧客管理の仕組みが未整備だったこともあり、顧客台帳も自分で線を引き、一件一件手書きで作っていた時代でした。

顧客管理システムも積極導入
アイデアは即実行で具現化

 昭和61年には事務の合理化のため、いち早くオフコンによる顧客管理システムも導入。当初、先代は導入に反対でした。しかし、顧客一覧表に基づきDMを発送すると整備の受注増につながるなど費用対効果を伝えると、逆に必要性を認め、自ら進んでDMの宛名書きを買って出たといいます。
 平成元年に先代が亡くなり、政博さんは後を継ぎます。6年から操業した新工場は自らが設計し、塗装ブースは、スタッフの手を借りながら自分で作ったそうです。また、その後は板金塗装業務に必要なシステムとして、アウダソフトも導入しています。
 「私の場合、放っておいても、アイデアは次から次へと沸いてきます。営業でも、工場のことでも、システムでも、これをやったら便利、これがあれば上手くいくだろうと。でも、他と違うのは、思い付きをすぐに実行すること。そうやって今まで事業を拡げてきました。」と話す政博さん。環境や次世代自動車、さらに全く新しいサービスに切り込むことが、今後も会社の成長の原動力となることでしょう。
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